CASE STUDIES

ADPS 導入事例

導入ソリューション|健康保険組合システム Voice Radar
JXTGグループ健康保険組合様

重要なる使命を担う母体企業の加入者を後方より支援

国内外におけるエネルギー・資源・素材の、安定かつ効率的な供給を信条とするJXホールディングス株式会社。「ENEOS」ブランドの展開でも馴染み深い同社を母体企業とするJXTGグループ健康保険組合は、日々の煩雑な要務処理に健康保険組合システム(Voice Radar)を活用。業務の効率化とともに、加入者であるその社員と家族の健康増進を図っています。

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大きな法改正を機に専門ベンダーのシステムへ移行

Voice Radarの導入以前、JXTGグループ健康保険組合(当時は日本石油健康保険組合)の健保システムは、母体企業の人事システムの一部として構築されていました。「当時は法改正が行われた際、その都度、自分たちでプログラムの設計図を作成し、母体企業のシステム部門に開発依頼を行っていました」(常務理事の小弓場久米夫さん)

カシオヒューマンシステムズ 導入事例ページ JXTGグループ健康保険組合 常務理事 小弓場久米夫さん

常務理事 小弓場久米夫さん

出来上がったソフトウェアは、自らテストランを手がけるなど、いわば事実上の自社開発だったそうです。「平成9年度に大幅な法改正が行われることが分かり、システムを大々的に変更する必要が出てきました。しかし、このような大きな変更は、高いスキルが要求されます。自分たちですべての作業をこなすとなれば、スタッフにかかる負担はかなり重くなります」自前での対応に限界を感じられた当時の常務理事は、専門ベンダーの健保システムに移行することを決断されます。3社のベンダーのシステムを比較検討した結果、平成8年、総合的な判断から、カシオの「Voice Radar」を選定するに至ったと話してくださいました。

カシオヒューマンシステムズ 導入事例ページ JXTGグループ健康保険組 事務長 新谷豊さん

事務長 新谷豊さん

独自プログラムで130を超す事業所との
データ連携に対応

「カシオ情報機器さんにいろいろと話を聞く中で、システムの運用における柔軟性が高いことに気が付きました。それで、他社のシステムと比べてVoice Radarのほうが、うちにあっているのでは、と考えるようになりました」(事務長の新谷豊さん)

同組合の適用事業所は約130ヶ所あります。それぞれ異なるシステムで運用されているため、事業所とのデータ連携には、多種多様なインターフェイスを整備する必要があります。この点でも、Voice Radarは柔軟な対応が可能で、小回りが利くことが導入の決め手となりました。

さらに、導入後のカシオ情報機器の対応力にも、高い評価をいただいています。同組合では、平成11年以降3回にわたる大きな合併(平成11年に日本石油と三菱石油、平成13年に興亜石油、平成22年に新日本石油と新日鉱グループ)を経験されています。「その時も、カシオさんの万全なフォロー体制により、大きなトラブルもなく、システム統合が行えました。また、昨今では事業所の編入が年に何件も発生してきていますが、この受け入れに関しても迅速に対応してもらっています。総合的に大変信頼を寄せています」

特定健診・特定保健指導で
「クイックリスト」を積極的に活用

同組合では、Voice Radarの特長的な機能の一つである「クイックリスト」を特定健診・特定保健指導 で積極的に活用されています。クイックリストとは、定型帳票以外に、欲しい帳票を任意に抽出できる検索機能のことです。以前は、主に組合の現状を把握するためにクイックリストを活用していたそうですが、「特定健診・特定保健指導」の制度が始まってから、さらに活用する 場面が増えたそうです。

カシオヒューマンシステムズ 導入事例ページ JXTGグループ健康保険組 事務所風景

事務所風景

「健診データからメタボ対象者を効率的かつ迅速に検索することで、空いた時間をデータ分析と保健指導の充実に使っています」(事務長の新谷豊さん)カシオへの今後の要望として、クイックリストのさらなる使い勝手と利便性の向上を期待したいとのことでした。

一方、常務理事の小弓場さんは、特定健診・特定保健指導とあわせ、現在進められている「データヘルス計画 (仮称)」を念頭に、データ分析に基づいた疾病分析や統計が、より簡単に、よりわかり易くなるようなシステムを構築して欲しいと思っています。

「疾病予防に関しては、国策に先んじて取り組みたいですね」(常務理事の小弓場久米夫さん)

常により優れた健康保険組合の実現を目指すJXTGグループ健康保険組合。その先進的な取り組みを、これからもVoice Radarが支え続けていきます。