CASE STUDIES

導入事例
人事統合システム ADPS 導入事例
湧永製薬株式会社様
湧永製薬株式会社様

自前システムでは難しい
柔軟な対応をADPSが可能に。

人事・給与と申請・勤怠のスムーズな連携によって業務効率化を推進。

50年以上も売れ続けている滋養強壮剤『キヨーレオピン』をはじめ、天然素材を原料とした数多くの医薬品を開発し、さらにバイオ研究の先駆者として医療用医薬品の研究にも多大な実績を持つ湧永製薬株式会社。
同社はスポーツを通じた社会貢献や啓蒙活動にも力を入れており、特にハンドボール部『ワクナガレオリック』は強豪として知られ、全日本選手権7連覇という輝かしい実績を誇っている。
同社は早くからADPSを導入しており、2015年に『ADPS Advance EditionPlus』へバージョンアップ。その際に給与システム、申請・勤怠システムも導入し業務環境を刷新。業務運用のスムーズ化を図っている。

今日の湧永製薬株式会社を築いた1960年発売の「キヨーレオピン」

データの互換性やスムーズな移行が決め手に。

社内のプログラマが作った自前のシステムでは柔軟な対応が難しい。
湧永製薬株式会社がシステムのリニューアルに踏み切った大きな理由だ。同社では勤怠管理をイントラネット環境の下、自前のシステムで運用してきた。しかし、法律の改正が続くと変更などの対応が十分にできないという状況が徐々に多くなってきた。また、プログラマの異動や退社による引継ぎがきちんと行われていないケースもあり、一貫した方向性でのシステム運用が困難になっていた。

そこで同社は基幹系システムを便利なパッケージ製品に替えることに決定。自前の勤怠システムの刷新と同時に人事・給与システムも刷新することになった。システムの選定にあたっては7、8社の候補の中から決めることにした。

「人事システムは法的に正しい運用が求められるので、その点が確かであればどの会社のパッケージも大きな違いはありません。しかしデータの互換性、スムーズな移行を考えるとADPSのバージョンアップが最も適した選択でした」と語るのは濵﨑 剛氏だ。

「ADPSは帳票づくりが楽なところが良い」と濵﨑氏

濵﨑氏は、国内グループ企業を含めると約400人、海外子会社と合わせると約500人の従業員を擁す湧永製薬株式会社の人事部課長を務める。現システム選定にも立ち会った。当時は人事部ではなく、総務部の情報システム部門に在籍していたが、その後人事部の管理職担当者が異動することになり急遽人事部に移ることになった。

「人事や労務の勉強をしながら、導入の5か月後にはシステムを稼働させました。厳しい日程ではありましたが、カシオのサポートチームの協力も借りて予定通りに移行できました。20年近く自社内で給与計算を行っていなかったので給与業務を経験した社員もおらず稼働するまで大変でした」と濵﨑氏は語る。

複雑な勤怠管理と給与計算にも柔軟に対応。

ADPSは“取っつきやすい”。それが濵﨑氏の使い勝手の印象だ。「私の場合、裏にあるデータベースを想像しながら表であるシステムを使うことがあります。その点で使い方がイメージしやすかった。ADPSはデータベースを公開しているので早く理解できました。アドインソフトのNextCELLを使うと帳票作成も自在にできる。メニューが複雑でないのがいい」とシステム部門出身らしい表現で語った。

ADPS人事システムのバージョンアップと同時に、給与システムおよび申請・勤怠システムを含めたカシオトータルパッケージを採用した湧永製薬株式会社では、同社ならではの複雑な管理がある。

たとえば同社の子会社には派遣会社があり、派遣される社員の勤務の承認は親会社である同社、給与の支払いは子会社の派遣会社が行っている。所属は派遣会社の社員だが、管理は親会社の管理体系となっている。これを子会社でも勤務シフトが管理できるようにした。

また同社は社会人ハンドボールの強豪であり、日々の練習を含む勤務管理が求められるため、部に在籍の従業員の管理も独特である。部員の場合、昼間は所属する職場の管理者が勤務の承認を行うが、練習は時間外勤務となり、その承認はハンドボール部の監督が承認を行う。
承認はExcelで対応して給与計算はADPSで行えるようにした。

担当業務は増えても効率化は実現できた。

新しい申請・勤怠システムでは承認の回数を減らして業務の効率化も図った。以前は日承認の繰り返しと月次承認で行ってきたが、月に1回の月次承認にして管理者の負担を減らした。勤務の諸届けは電子データで管理されADPSと連携させている。

「長い間、アウトソーシングしていた給与業務を社内で行うという点では人事部の業務は増えたと言えますが、その分が他の業務を圧迫していることはありません。年末調整、賞与といった時期は忙しくなりますが、全体でみれば業務の効率化はできている」と濵﨑氏はADPSの導入メリットをそう評価する。

また多様な働き方が広がる中、同社でも変形労働時間制を利用する従業員も出てきており、こうした動きにもシステムで柔軟に対応できるようになった。

今後は評価に役立つよう人事データ管理の充実を図っていきたいと濵﨑氏は語る。さらにその先の評価後のデータを分析し、成績との関係性、採用後や入社後の関係性などを探っていければもっと社員の活用に役立つと考えている。業務の効率化だけでなく、戦略的な人材活用においてもADPSの貢献が期待できそうである。

35,000m2の広大な土地にある湧永製薬株式会社の製造工場(広島県安芸高田市)

所在地大阪府大阪市淀川区
業種製薬
従業員数325名(2016年12月現在)
導入ソリューション人事統合システム ADPS