会社の転換点を、前へ進める。
——最も印象に残っている仕事は。最も印象に残っているのは、カーブアウトに関連するプロジェクトです。会社の今後を左右する重要な取り組みで、経営、事業、財務、法務、人事、ITなど、多岐にわたる論点を整理しながら進める必要がありました。
私の役割は、各領域の情報を集約し、関係者の認識をそろえながら、全体のスケジュールを前へ進めること。前例のないプロジェクトだったため、相手先によるデューデリジェンス対応から、その後の統合プロセスまで、幅広いテーマに携わりました。
統合フェーズでは、それまで親会社に依存していたコーポレート機能を自社で運営できる体制づくりにも挑戦しました。日常業務では経験できない規模の大きなプロジェクトであり、事業や業務への理解を一気に深める貴重な機会となりました。
——どのような苦労や課題がありましたか。カーブアウト時には、相手先の専門家から短期間で多くの確認や資料提出を求められました。社内で情報が一元化されていないケースもあり、各部門と連携しながら正確性とスピードを両立する必要がありました。
また統合プロセスでは、これまで親会社が担っていた財務、法務、知財、ITなどの機能を、自社で運営できる状態へ切り替えなければなりませんでした。しかし、限られた人的リソースの中で従来と同じ体制を構築することは現実的ではありません。
そこで既存の仕組みをそのまま引き継ぐのではなく、自社の規模や体制に合わせて業務を適正化し、必要な品質を確保することが大きなテーマになりました。
——それらをどのように乗り越えましたか。まず、相手先からの依頼を論点や担当部門ごとに整理し、進捗を一元管理しました。情報が不足している場合は各部門へのヒアリングを重ね、必要に応じて社内外の有識者にも確認しながら対応を進めました。
統合プロセスでは、親会社が担っていた業務を洗い出し、自社で行う業務、外部へ委託する業務、簡素化する業務に分類。限られたリソースの中でも継続的に運営できる仕組みへ見直していきました。
また、このプロジェクトは私一人で成し遂げられるものではありませんでした。経営層には重要な判断の方向性を示してもらい、各部門の担当者には専門的な知見を共有してもらいました。部門の枠を超えて協力し合える風土があったからこそ、会社の大きな転換点を乗り越えることができたと感じています。
——この経験から得た学びは。この経験を通じて学んだのは、変革を進めるうえで重要なのは「正しい答えを持つこと」ではなく、「関係者が判断し行動できる状態をつくること」だということです。
不確実性の高い状況では、すべての情報が揃うのを待つのではなく、現時点での事実を整理しながら意思決定を重ねていく必要があります。また、自分一人で抱え込まず、早い段階で周囲を巻き込み、役割と期限を明確にすることが結果的にスピードと品質の両立につながることも実感しました。
会社全体を俯瞰しながら現場の課題にも目を配る視点は、この経験を通じて大きく成長できた部分だと思います。
理念ではなく、行動として根づいている。
——CHSらしさを感じるのはどんな時ですか。
CHSには、CTOP(シートップ)と呼ばれる行動指針があります。Customer Success、Teamwork/Partnership、Ownership、Productivityの頭文字を取ったもので、お客様に向き合う姿勢や、自ら考え行動する姿勢、協働によって成果を生み出す考え方を表しています。
印象的なのは、この考え方が単なるスローガンではなく、日々の行動に根づいていることです。役職や年代に関係なく意見を交わしやすく、担当範囲を越えて相談に乗ってくれる人も多くいます。全社横断のプロジェクトでも、それぞれの専門性を尊重しながら率直に議論し、部門を越えて協力する場面を何度も経験してきました。
会議で話題になったことに対して参考情報を共有してくれたり、忙しいメンバーを自然にフォローしたりと、日常の中にも助け合いの文化があります。自分の担当業務だけにとどまらず、会社全体のために何ができるかを考える。そうした姿勢に、私はCHSらしさを感じています。
——働き方やチームの雰囲気は。所属部門では、一人ひとりの自律性が尊重されており、ある程度の裁量を持って仕事を任せてもらえます。一方で、調整や判断に迷う場面では、周囲が快く時間を割いて相談に乗り、一緒に解決策を考えてくれるため、安心して仕事に取り組める環境があります。
プロジェクトでは、さまざまな部門のメンバーが知識や強みを持ち寄りながら役割を分担しています。私自身も進行役を務めることがありますが、配慮が行き届かない場面ではメンバーが自然に補足やフォローをしてくれるなど、多くの支えを感じてきました。
働き方についても柔軟性があります。オンライン会議はリモートから参加でき、録画を後から確認できるため、場所に縛られることはほとんどありません。私自身はコミュニケーションを重視して週4日程度出社し、週1日は在宅で集中して仕事を進めています。
個人の裁量を尊重しながら、必要な時には自然と支え合う。そんなバランスの良さが、CHSの働きやすさにつながっていると感じています。
次に目指すのは、AIネイティブ化。
——今後挑戦したいことは。
現在の大きなテーマは、AXを通じた生産性向上です。AIを各事業のプロセスやサービスに組み込み、従業員一人ひとりがより成果を出しやすい環境をつくりたいと考えています。そのために、利用環境やルール、教育、評価の仕組みなど、全社で活用を進めるための基盤整備に取り組んでいます。
また、自身の業務においても、契約書のリーガルチェックや知財管理など、属人化しやすい業務についてAIエージェントの活用を検証しています。単なる効率化ではなく、人が本来注力すべき仕事へ時間を振り向けることが目的です。
こうした取り組みを積み重ねることで、将来的には会社全体がより創造的で付加価値の高い業務に集中できる環境を実現したいと考えています。そして、人にしか生み出せない発想や提案によって、CHSならではの価値をさらに高めていきたいです。
——将来的なキャリアは。
将来的には、経営と現場、事業とテクノロジーをつなぎ、組織変革を実行できる存在になりたいと考えています。経営企画、組織開発、プロジェクト推進、AI・DXなど、これまで培った知識や経験を掛け合わせながら、複雑な経営課題を整理し、実行可能な仕組みへ落とし込める人材を目指しています。
また、会社の状況や外部環境の変化を言い訳にするのではなく、与えられた条件のなかで最善の方法を考え、着実に成果を生み出せるようになりたいと思っています。
さまざまな領域で培った経験を掛け合わせ、自分にしかできない価値を生み出すこと。その積み重ねによって、会社の成長や変革に貢献していきたいと考えています。
——採用サイトをご覧の方へ。
CHSで活躍しているのは、お客様に真摯に向き合い、周囲と協力しながら、自ら考え行動できる方です。与えられた役割を果たすだけでなく、「もっと良くできないか」と一歩踏み込んで考えられる方は、活躍の場をさらに広げていると感じます。
また、これからのCHSは変革の途上にあります。AIをはじめとした新しい技術や考え方を積極的に取り入れながら、より良い会社へ進化していこうとしています。そのため、変化や挑戦を前向きに楽しみ、自身の成長と会社の成長の両方に関心を持てる方と一緒に働きたいと思っています。
魅力的な企業は数多くありますが、その中でCHSに何か共感するものを感じていただけたのであれば、ぜひ仲間として新しい挑戦に加わっていただけるとうれしいです。